幼少期は貧乏生活だった
私の子供時代は、すごい貧乏でした。
親には多額の借金があったので、そのせいで食費もあまり使えず、不健康な食生活となっていました。 そんな自分が好きだった食べ物は、マヨネーズ掛けご飯です。
炊き立てのあったかごはんにマヨネーズを掛けて食べます。 味を変えたい時には、そこに醤油をすこし垂らします。 これが自分には御馳走でした。
酷い時は、マヨネーズさえなくご飯だけという時もありました。 たまに、母親がスーパーで割引されたお惣菜を買ってきてくれるのですが、食事の時におかずがあるのは週に数回だけでした。
借金返済のために両親は共働きをしていました。 子供の頃は、借金の概念が理解できず、自分の家庭は普通なんだと思っていました。
借金返済が終わってから食生活が改善した
実の兄は体が弱くて、病院での入院生活を送っていました。
後からわかったことですが、兄の入院費のために借金をして、その借金を返すために両親は一生懸命に仕事をしていました。 親は早く兄に元気になってもらいたいとの思いで、保険外治療も受けさせていたようです。
家の食事は質素そのものでしたが、当時小学生だったので、学校で昼食には給食を食べることが出来ました。 私は、その食事が楽しみで学校に通っていた記憶があります。
成長期に栄養バランスの取れた学校給食があったので、自分は他の子供と変わり映えしない身長と体重でした。
自分が中学生の時に、兄は病気が治り、無事退院をすることが出来ました。 その頃から、家の食事もかなりまともになりました。
やっぱり貧乏には変わりないのですが、ご飯とみそ汁、そして最低1品のおかずが出る様になりましたからね。 おそらく、その頃に、借金返済が終わったのだと思います。
子供のために借金までして頑張った親の事を、今でも尊敬をしています。